はじめに

ポケモンバトルとは?

当ウェブサイトにおいて使用する「ポケモンバトル」という単語は、「ポケットモンスタープラチナ」及び「ポケットモンスターダイヤモンド」「ポケットモンスターパール」を使用したポケモンの対戦を指します。

当ウェブサイトは、そのポケモンバトルにおいて、ほとんど何をすれば勝利に繋がるのか分からないといった方から、ある程度は分かってるけど全然勝てないといった方までをしっかりとサポートして、勝率5割以上を安定して取れる、つまり“自分は中級者である”と胸を張って言っていただけるようになっていただくことを目指して開設したウェブサイトです。 なお、記事は上から順に読んでいただけると順序良く理解していただけると思います。

本当に正しい知識が出まわっているのか

「ポケットモンスターダイヤモンド」「ポケットモンスターパール」発売以来、wi-fiコネクションを利用した、ネット上での対戦機会が増え、「ポケットモンスター金銀」から「ポケットモンスターエメラルド」までに比べるとポケモンバトルは物凄く一般化したと言えるでしょう。
実際、自分自身、「ポケットモンスタールビー」の頃は努力値を振って育成をしていたものの、対戦するのは1年に数回、それも学校の友達と対戦する程度といった環境でした。それに比べるといつでもどこでもwi-fiコネクションに接続するだけで対戦できる今の環境がどれだけ凄いことか理解していただけると思います。

その影響で、多くの人がポケモンバトルに関する知識・情報を求めるようになりました。実際それに応えるかのように、ポケモンバトルに関するサイトは乱立しています。しかしそのどれもがすばらしい、見る勝ちのあるウェブサイトかというと、そこには首をかしげざるをえません。

例を挙げてみましょう。
ポケモンの伝説というウェブサイトがありました。ポケモン対戦講座をはじめとし、マイナーなポケモンにまでスポットをあてた育成論が人気で、更新頻度も非常に高く、カウンタもぐるぐると回っていました。
では、実際ここで公開されていた育成論はどのようなものであったのか。それが“これ”です。ヤドランについての育成論なのですが、ヤドランというポケモンは非常にメジャーで10戦も対戦すれば必ず1回は見るポケモンでありました。しかしながら、このヤドランというポケモンはダイヤモンド・パールに入るまでは殆どといって良いほど人気がなく、いつも同じタイプのスターミーにその使用率を奪われていました。
では、このヤドランというポケモンがその人気を獲得した理由は何でしょうか?
そのひとつとして、なまけるという再生回復技(じこさいせいのように、自分のHPを半分回復する技)を習得したことが上げられます。この技の習得によって、ヤドランの回復力は飛躍的に上昇し、多くのポケモンの攻撃をこの技の使用によって半永久的に耐えることが可能になったのです。
それに加えて、カイリキーというポケモンが新しくノーガードという特性(自分の攻撃が相手に必ずあたる。また相手の攻撃も自分にかならず当たる)を手に入れ、ばくれつパンチという技(命中率50、威力100、格闘、攻撃された相手は混乱状態になる)を必ず当てることができるようになり数が増えたこともあります。特性がマイペースのヤドランはカイリキーのばくれつパンチをエスパータイプで半減しつつ、追加効果の混乱も無効化することができたため、圧倒的にカイリキーに対して相性が良かったんですね。
このふたつが主な理由となって、ヤドランは一躍人気ポケモンへと浮上して、環境に溢れんばかりの状態となったわけです。

さて、ここで上記ウェブサイトの育成論を見てみましょう。瞑想型というのが載っていますね。これはもちろん全く問題ありません。瞑想で低めの特防を補いつつ特功を上昇させる立派な構成です。しかし、瞑想という技を使用する上で、絶対必須な回復技、そしてヤドランをメジャーポケモンという位置まで押し上げた回復技であるはずのなまけるが選択肢に反映されていません。また選択肢にあがっているしおみずという技ですが、瞑想を積んでから戦うことを前提とするのであればこちらの特功もあがっていますから、しおみずを使う機会もなく、波乗りで充分すぎる威力を弾き出せるはずです。
また前述のカイリキーのことについても触れられていなければ、それ以前の問題として、そのとき環境に溢れていた「ずぶといHP防御252振り」というヤドランの構成が載っていません(252振りというのは努力値というものの振り方であり、まだ知らない方は読み飛ばしてください)。これではヤドランの育成論としての価値が10%もあるでしょうか・・・。自分ならこの構成であれば間違いなくスターミーを使用します。

さて、ここで考えてみてください。ヤドランひとつとってこれだけ(実際にはまだまだありますが)のダメだしが出せます。もう一度言います。このウェブサイトは更新頻度が人気であったのですよ。どれだけ間違った情報が多くの方に行き渡ってしまったのでしょうか。そして更にこのようなウェブサイトがひとつだけあったならまだしもです。ダイパ発売以来ウェブサイト作成がブームになったかのようにあちらこちらで適当なウェブサイトが乱立されていたのです。更に上記のサイトに関して言えば訪問者数が多かったため、自分のウェブサイトのカウンタを回すために相互リンクを申し込む人が何と多かったことでしょうか。


※名誉回復のために言っておくと、上記サイトは今ではポケモン考察をやめ、ポケモンに関する小説を展開する良サイトになっています。

初心者にとって

上述の通り、インターネットは、はっきり言えば誤った情報の宝庫であったわけです。時が経ち、更新意欲のないウェブサイトは閉鎖・過疎し、更新意欲のある、もしくは、きちんとした理論のみを展開しているウェブサイトは生き残ったといえる今であれば、ある程度信頼できる情報が出まわっているとも言えますが、逆にポケモンバトルの基礎を習得してしまった人を対象にしたレベルの高いウェブサイトが多めになり、ポケモンバトルの基礎を分かりやすく丁寧に教えているウェブサイトが少なくなったように感じます。

パーティー鑑定板に初心者が自分の中で頭を凝らして考えたパーティーを投稿したところで、「一から学びなおせ」「論外w」「鑑定するに値しないww(」などのレスがつくのが目に見えていますし、初心者にとっては冷たい環境となってしまいました。実際自分で勉強しろと言われても、インターネットにおいて初心者への解説は少なくなり、役割理論などの解説が丁寧になされているウェブサイトでも、だいぶ古く、今の環境に適していないものが多く見受けられます。このような状態ではますます上級者と初心者が二分化してしまい、上を揺さぶる新しい勢力が出て来れないと考え、今回、当ウェブサイトの設立を決めました。

当ウェブサイトが少しでもみなさんの基礎確立・勝率向上のお役に立てれば幸いです。

当ウェブサイトの利用者対象

ポケモンバトルで強くなりたい方

強くなりたい方以外が読んでいただいても余り得るものは無いと思います。「強さ」を「マナー」の次に最優先できる方のみを対象としています。「マイナーなポケモンを使って勝ちたい」という方もある種強さを求めているとは思いますが、そういう方には一旦マイナーなポケモン志向から離れていただき、充分な実力をつけた後に、これまで以上にマイナーなポケモンを最大限に活かす、そういうポケモンバトルライフを送っていただきたく存じます。

日本語をご理解いただける方

残念ながら当ホームページは日本語限定となっております。英語での執筆も考えましたが、ポケモンの特性・性格・技などに関して調べながら書いていては時間が足りないため、苦渋の決断となっております。申し訳ありませんがご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
I am very sorry to have to say that this website is written in Japanese only. I thought of writing it in English too, but it takes too much of my time. I hope I'll have enough time to write them in English one day.
というところまで書いたところで、日本人の方に関しても、pi-trasが分かりやすく解説しようと心掛けてはいますが、現時点ではこれが自分の言語能力の限界であり、当ウェブサイトで使用する日本語がお分かりいただけなければ得るものは少ないと思います。

対戦で勝率をあと一歩伸ばしたい方

「0からはじめる」とは言ってみたものの、ポケモンバトルを本当に1回も経験していなければ分かることも少ないと思います。まずは5回ほどでいいので、ポケモンバトルをしてみてから、当ウェブサイトを読んでいただけるとありがたいです。また、ポケモンバトルをしようと思う上で必要な最低限の知識については、文章中でも他ウェブサイトへのリンクをはって参照したりしていますが、出来るだけ自分で調べてから読まれることを意気込み的な面からもお勧めします。
※時間が無い方は一応このまま読みに入られても問題が無い構成になるよう心掛けてはいるつもりです。

管理人紹介

管理人はpi-trasと申します。
「ポケモンダイヤモンド」「ポケモンパール」発売時にポケットモンスター実戦向けウェブサイト「Pokemon☆Polar!」開設。
「草の根カップ」という小規模大会を合計14回運営させていただき、多くの方々と知り合うことが出来ました。
【実績】
ポケモンフェスタ2007の関西地区予選で予選3回戦敗退。
第4回マスターロード決勝トーナメント進出。
第1回Pokelite GP準優勝。
第3回Pokelite GP優勝。
ポケモンWCS京都予選、予選3回戦敗退。
第1回ポケモンスタイルチーム板団体戦に「ぽけぽら」で出場・準優勝。(個人では1勝2敗)
実績だけで言えば、中の下くらいだろうと思いますが、初心者は脱することが出来ていると思います。。。